年下彼女に負ける俺-2-
部屋に行ったら私はベッドに寝転んだ。

天井を見つめながら聡ちゃんと行く旅行について考えてみたり。





「旅行なんて初めてだなぁ。」



聡ちゃんと二人っきり。

そう呟いては私はニヤリと笑った。



考えただけでニヤつきがおさまらない。





「大好きな聡ちゃんと一緒に旅行だなんて幸せすぎるよ。」



ゴロンと横向きになり目を閉じれば、頭に浮かぶのは聡ちゃんの顔。

聡ちゃんは笑っていて、そんな彼の笑顔につられて私も笑う。





「好きだよ…」


枕元にあったクッションをギュッと抱きしめながら呟いたところで、私の意識はいつの間にか無くなっていた。
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