幼なじみ

「はぁ・・・」

おれが門脇と中島のことを見ていると、隣で健介がため息をつくのが聞こえた。

「克哉さぁ、いいの?ホントに・・・雪奈があいつらと遊びに行っても、何とも思わないわけ?」

「何ともって、何を思うっつうんだよ?雪奈が誰と遊びに行こうが俺には関係ねぇ・・・雪奈はただの幼なじみだからな・・・」

と言った俺を睨みつける健介。

「幼なじみ幼なじみって、克哉が1番思ってないんだろ?雪奈が好きだってこの間言ってたじゃん!後で後悔しても遅いんだからな!」

そう言うと、怒りを露わにした健介は、自分の席へと戻って行った。


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