幼なじみ

1時間目の休み時間。
克哉の席で話していると、門脇と中島が雪奈のことを話しているのが聞こえてきた。
何の話か俺も気になったけど、克哉も気になって仕方ないみたいだ。
そんな克哉に中島が来て言った。

「須原、今日の放課後、白石さん貸してくんない?俺たち一緒に遊びに行くことになったんだけど、白石さんが須原と一緒に帰るから無理だとか言うんだよ。お前ら付き合ってるわけじゃないんだよな?だったらいいよな?」

「あぁ、いいよ、別に。」

は?お前、何言ってんの??

中島は克哉にありがとうと言って、満足そうな顔をして門脇の方へと戻って行った。





< 108 / 246 >

この作品をシェア

pagetop