幼なじみ
かっちゃんのバカ!何であんなこと言うの?
何で?何で・・・
かっちゃんの気持ちがわからないあたしの頭の中は、かっちゃんの言葉がぐるぐる回っていた。
「おおきくなったらけっこんしようね!」
「雪奈のことは別に好きでもなんでもねぇ。」
「雪奈は大事な幼なじみだから・・・だから付き合えない・・・」
そして今朝、かっちゃんに抱きしめられたことも・・・
あたし・・・何を信じたらいいのかわかんないよ・・・
あたしが信じていたのは、あの約束だけだったのに・・・
その夜、あたしはほとんど眠れなかった。