幼なじみ

克哉side


放課後になった。
ホントに雪奈は中島たちと遊びに行くんだろうか・・・
その時・・・

「秀樹~!雪奈連れて来たよ!」

そう言う女の声が聞こえた。
その声の方を見ると、雪奈と目が合った。
なのに俺は、すぐに目を逸らしてしまったんだ。

そんな俺に聞こえてきたのは、

「わぁ!白石さんだ!」

と言う、クラスの男たちの声。

雪奈をちらっと見ると、雪奈は男たちに囲まれていた。

「ねぇねぇ、これからどっか行かない?」

「アドレス交換してよ!」

いろんな男たちに声を掛けられて今にも泣きそうな雪奈を見て、雪奈を助けようとした時・・・
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