幼なじみ

雪奈のいない1人の自転車のペダルは軽くて・・・
あっという間に家に着いた。


家に着いてからも、雪奈のことが気になって仕方なかった俺。
気づいたら俺は、窓を全開にして雪奈の部屋の窓を眺めていた。
なのに・・・ここから離れたくない俺の気持ちを無視して、母さんが夕飯が出来たと下から俺を呼ぶ。
仕方なく夕飯を食べて、慌てて雪奈の部屋の窓を見た。

えっ・・・まだ帰ってきてないのか?
もう8時回って真っ暗じゃないか!

その時、窓の外から声がした。
雪奈だ・・・

俺は門脇と雪奈が何を話しているのか気になって、裏口からそっと玄関の方へと回った。
< 122 / 246 >

この作品をシェア

pagetop