幼なじみ
健介side
あれ?克哉?どうしたんだ?こんな早くに・・・
委員会の仕事で朝早く登校していた俺は、急いだ様子で歩く克哉を見つけた。
その克哉の顔が不機嫌なのを見て、嫌な予感がした俺は、克哉を後ろからつけて行くことにした。
克哉が裏庭に行くと、そこには門脇がいた。
話を聞いてると、克哉が門脇を呼び出したっぽい。
門脇に、雪奈のこと本気で好きなのか聞いてる克哉。
昨日の告白だとか何だとか・・・昨日、あれからまた何かあったのか?
克哉に聞かれて、
「あぁ、好きだよ!でもただの幼なじみのお前には関係ないだろ?」
そう答えた門脇に不機嫌な克哉が、
「ただのじゃねぇよ!大事な幼なじみだよ!つうか、俺、お前なんか認めてねぇし!昨日今日会ったようなやつに、すぐに好きとか言うやつのことなんか、信用出来ねえんだよ!!」
そう言った時、隣のクラスの赤崎が現れて、一目惚れなんて普通だと克哉に言った。
その後ろには中島もいた。