幼なじみ
そんなかっちゃんや健ちゃんといつも一緒にいるあたしが、みんなに妬まれるのなんて、当たり前のことだった。
ある日。
かっちゃんと健ちゃんのファンの子たちに屋上に呼び出されたあたし。
「あんた、須原くんと三好くんの何なの?あんたみたいな子が須原くんと三好くんのそばにいたら、須原くん達の価値が下がんのよ!」
「そうよ!幼なじみだか何だか知らないけど、須原くんだってあんたの面倒見んのは、懲り懲りだって言ってたし!」
「ウソ・・・」
「ウソなんかじゃないわよ!だから、須原くん達に近寄るのはもうやめなさいよ!」
そう言った女の子に突き飛ばされたあたしは、足元がフラついて床に倒れてしまった。
その時・・・