幼なじみ

教室に入ると、後ろから来たもえかがあたしを呼んだ。

「雪奈・・・門脇から聞いた。ごめんね・・・あたし何も知らなくて・・・」

そう言って俯いたもえかを抱きしめて、あたしは言った。

「ううん・・・あたしも悪かったから・・・門脇くんは、もえかの大切な友達だもんね。あたしのこと怒るのも無理ないよ・・・ね?」

あたしがそう言うと、もえかは顔を上げて、ありがとうと言った。


それからあたし達は、授業が始まるまで楽しく話をした。

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