幼なじみ
克哉side
雪奈の親と俺の親が一緒に旅行に行ってたから、雪奈を1人にするのが心配で、昨日あれから夜まで雪奈のそばにいた俺。
明日も起こしてほしいと、帰る時に雪奈にスペアキーを渡して、勝手に入ってくるように言ったんだ。
帰る時に、
「じゃあ、鍵しっかりかけて、今日はちゃんと寝ろよ!」
そう言って、俺は自分の家に帰ってきた。
風呂に入ってベッドに横になると、俺は自分の唇を触りながら雪奈とのキスを思い出していた。
雪奈・・・ビックリしてたよな・・・
雪奈は初めてだと思ってるけど、俺にとっては何十回目かのキスだからな・・・
俺・・・この気持ち、雪奈に伝えてもいいんだろうか・・・
いや・・・やっぱりダメだ・・・
俺は、健介のことを考えて、気持ちを伝えることは出来ないと思った。