幼なじみ
朝・・・
珍しく俺は、早くに目が覚めた。
ちょうどその時、玄関の鍵が開く音がしたのが聞こえた。
雪奈が起こしてくれるのを待つことにした俺は、寝たフリをすることにした。
「おはよ~、かっちゃん。」
雪奈のかわいい声がして、ドアが開く。
「かっちゃん、起きないと遅刻するよ!」
それでも寝たフリをしていると、雪奈が俺の唇を触ってきた。
「かっちゃん・・・好き・・・」
そんな声がして、雪奈を抱きしめたい衝動に駆られた俺。
でもそれをしてしまうと歯止めがきかなくなると思い、必死で我慢して、今起きたようなフリをした。
「ん・・・あ、おはよ・・・雪奈・・・」
「あ・・・///おはよう、かっちゃん!」
真っ赤な顔の雪奈。
「雪奈、顔赤いけど大丈夫か?熱はないか?」
俺がそう聞くと、大丈夫だと言った雪奈は、先に下に降りて行った。