幼なじみ
「俺だってそうしたいけど・・・今更な・・・あんな風に雪奈を振っちまって、今更好きだとか言えねぇんだよ・・・」
そう言って、俺は健介が呼ぶのも聞かず、屋上へと階段を上って行った。
屋上に寝転びながら空を眺めてた俺。
目をつむると雪奈の泣いてる顔が浮かんでくる。
あんなに雪奈のことたくさん悲しませてきたのに・・・
今更だよな・・・
俺なんかより健介の方が、きっと雪奈を笑顔に出来る・・・
そう思いながらも、雪奈から離れられない俺。
やっぱりそばにいたいんだよ。