幼なじみ

ある日の朝。

あれ?雪奈?なんで1人なんだ?
そういや、昨日の帰りも1人だったよな・・・
克哉とケンカでもしたのか?

「ねぇ、雪奈、何で克哉と一緒にいないの?好きなんだろ?」

そう聞いた俺に、雪奈が言った。

「好きだから、一緒にいれないの・・・」

「なんだ、それ・・・」

好きなら一緒にいればいい。
なのに、好きだから一緒にいれないって・・・わけわかんねぇよ!
そんな悲しい顔してるくせに・・・
一体、克哉と何があったんだ?

何があったのか気になった俺だったけど、雪奈の顔からは決意のようなものが感じられて・・・俺が勝手に何かしちゃいけないような、そんな感じがしたんだ。
だから俺は、しばらく様子を見ようと思った。
それが間違いだったなんて・・・


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