幼なじみ
克哉の家に着いてインターホンを押すと、克哉の母さんがすぐに部屋へと案内してくれた。
「健介、話って何?」
「あぁ、ちょっと聞きたいんだけど、克哉って誰かと付き合い始めたのか?」
その俺の言葉にビックリした顔をする克哉。
「は?!俺が誰かと付き合う?!誰かって雪奈のことか?だったら付き合ってねぇよ!」
「いや、雪奈じゃなくて、克哉のクラスの女と・・・」
「健介、お前、何言ってんの?バカじゃないのか?俺が誰かと付き合うなんてこと、あるわけねぇじゃん!」
「だよな・・・」