幼なじみ

「ところでさぁ、雪奈ってどうしてんの?今でもお前ら仲良くしてんのか?」

「ああ、ほぼ毎日一緒だよ(笑)そうだ、ちょっと来いよ!」

そう言って俺は健介を雪奈のところへ連れて行った。


「いじわる健ちゃん!」

と健介を呼んだ雪奈には笑ったけどな。


それから俺たちは3人一緒に過ごすようになっていった。

雪奈のことを優しい笑顔で見ている健介と、それに雪奈も優しい笑顔で応えていて・・・
俺・・・健介を雪奈に会わせたの、間違ってたんだろうか・・・

そんな想いが間違いじゃなかったとわかるのは、もっと後のことだった。

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