幼なじみ

「雪奈、今更だけど・・・俺の彼女になってくれる?」

「・・・・・・うん・・・///」

真っ赤な顔でそう答えた雪奈に、俺はまた聞いた。

「雪奈、あの約束覚えてる?」

「あの約束って・・・ちっちゃい時の?かっちゃんも覚えてくれてたの?」

「当たり前。あの約束、いつか、実現させような・・・雪奈、俺たち、いつか結婚しような・・・」

真っ赤な顔の雪奈の目からは、涙が溢れていた。
何も言わずに、黙ったまま何度も頷く雪奈を、強く強く抱きしめた。
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