幼なじみ
健介side
「じゃあ、出席取るぞ~!」
俺は中学生になった。
周りを見渡すと、半分は隣の小学校のやつなんだろうな。
知らない顔がたくさんあった。
「須原。」
「・・・はい。」
須原?もしかして・・・
休み時間になって、俺は須原というやつに声を掛けてみた。
「克哉?お前、須原克哉だろ?桜川幼稚園だった・・・俺、三好健介。覚えてる?」
「三好健介?って・・・あの健介か!」
やっぱりそうだった。
俺が幼稚園の時にケガさせた須原克哉だった。
克哉は、めちゃめちゃイケメンになってたけど、おでこの傷が少し目立っていた。
「ごめんな。あの時の傷、まだ残ってんだな・・・」
「ははっ(笑)気にするな!こんな傷があったって、俺がイケメンなのには変わりないからな!」