幼なじみ
テスト3日前。
「白石さん、今日、一緒にテスト勉強しない?」
あたしは同じクラスの真島くんにそう聞かれていた。
「ごめんね・・・あたしかっちゃんと一緒に勉強する約束してるから・・・」
「かっちゃんって・・・あぁ、あの幼なじみのやつ?そっか・・・そうなんだ・・・じゃあ、また今度一緒に勉強しような!」
そう言って真島くんは、帰って行った。
真島くんが言った「幼なじみ」って言葉が、やけに気になって・・・
やっぱりあたしとかっちゃんは幼なじみなんだとわからされた気がした。
その日は、かっちゃんとの勉強にも身が入らなくて、夜もなかなか寝れないでいた。
「けっこんしようね!」
あんな幼い頃の約束、信じてるの、あたしだけだよね・・・