幼なじみ
次の日。
あたしは真島くんに屋上に呼ばれていた。
「やっぱり、一緒に勉強出来ないかなぁ?」
「今日もかっちゃんと約束してるから・・・」
そう言って俯いたあたしの手を握った真島くん。
「!?」
ビックリして顔を上げたあたしに真島くんは言った。
「須原は幼なじみなんだよね?付き合ってないんだよね?」
視線を落として頷いたあたしに、真島くんはまた言った。
「俺、白石さんのこと好きなんだ・・・付き合ってほしい。」
ガタンッ・・・
「!?」
その音にビックリした真島くんは、パッと手を離した。