幼なじみ

その日、勉強する時にはいつも通りのかっちゃんで、あたしは安心した。
かっちゃんにわからないところを教えてもらいながら、一生懸命勉強していたんだけど・・・
前の晩に寝れなかったからか、あたし、勉強しながら寝てしまったんだ。
30分ぐらい?

目が覚めた時には、かっちゃんは黙々と問題をこなしていて・・・

「おはよう。」

かっちゃんにそう言われて、恥ずかしくて、顔を両手で隠しながら、

「もうやだ!寝てるのわかってたんなら、起こしてよ~!」

と言ったあたし。

「何しても起きなかったんだよ・・・」

そう言ったかっちゃんはなぜか真っ赤になっていた。


もう!恥ずかしいのはあたしなんだよ!
< 36 / 246 >

この作品をシェア

pagetop