幼なじみ
その日、勉強する時にはいつも通りのかっちゃんで、あたしは安心した。
かっちゃんにわからないところを教えてもらいながら、一生懸命勉強していたんだけど・・・
前の晩に寝れなかったからか、あたし、勉強しながら寝てしまったんだ。
30分ぐらい?
目が覚めた時には、かっちゃんは黙々と問題をこなしていて・・・
「おはよう。」
かっちゃんにそう言われて、恥ずかしくて、顔を両手で隠しながら、
「もうやだ!寝てるのわかってたんなら、起こしてよ~!」
と言ったあたし。
「何しても起きなかったんだよ・・・」
そう言ったかっちゃんはなぜか真っ赤になっていた。
もう!恥ずかしいのはあたしなんだよ!