幼なじみ

その日も雪奈は俺の家に来て勉強していた。
ホント、こんなにわからないとこだらけって、授業ちゃんと聞いてるのか心配になったけど、こうして勉強教える口実が出来るから、俺としては嬉しくもあったんだ。

問題を解きながらふと昼休みのことを思い出した。
雪奈に聞こうとしたけど・・・

お、おい・・・雪奈、寝てんじゃねぇか・・・

雪奈は、俺のベッドにもたれて寝てしまっていた。
静かな部屋に響く雪奈の規則的な吐息。

雪奈のかわいい寝顔を見て、俺の心臓は鼓動を早める。

ダメだ・・・こんなん耐えれねぇよ!


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