幼なじみ
家を出て、公園に向かって歩いて行く。
すると、しばらく無言だったかっちゃんが言った。
「久しぶりだな・・・雪奈に会うの。元気にしてた?」
と、あたしの方へ顔を向ける。
「うん・・・元気だったよ。かっちゃんは?」
「うん。元気だった。」
何だかぎこちない会話に耐えれなくて・・・
「ねぇ、かっちゃん!卒業式の時のこと・・・あれ・・・忘れてね!あたし、今まで通り、かっちゃんとは幼なじみでいたいから・・・これからも・・・ずっと・・・」
そう言ったあたしの頭をポンポンしたかっちゃん。
「もう!背が縮むからやめてっていつも言ってるのに!」
「ははっ(笑)ごめんごめん!」