幼なじみ
「着いたぞ!」
俺は雪奈を自転車から降ろすと、そのまま何も言わずに家に帰った。
くそっ!なんかむしゃくしゃする!
健介、なんなんだよあれ!ヤキモチ?俺が?
つうか、健介も雪奈のこと好きなんだろ?
お前は雪奈が他の男に言い寄られてるの見ても、イライラしねぇのかよ!!
いろいろ考えてイライラしていたけど、ふと雪奈の辛そうな顔を思い出した。
俺が雪奈にあんな顔をさせてしまったのか・・・?
俺は携帯を取り出して、雪奈にメールした。
「今日はごめん。なんか、女に群がられてイライラしてた。雪奈は何も悪くないから。明日も乗っけてくから。ちゃんと朝起こしてくれな!おやすみ。」
するとすぐに雪奈から返信が・・・
「かっちゃんありがとう。じゃあ、また明日ね!おやすみ♪」
俺は、雪奈からのメールを、消えないように保護をかけた。