幼なじみ

ある日、図書室の掃除を終えて教室へ戻ると、男の子達の話し声が聞こえてきた。

「須原ってさぁ、白石のこと好きなの?」

「えっ?!」

「だって毎日一緒にいてるしさぁ!なぁ、お前らって、キスとかもうしちゃった感じ??」

「何言ってんだよ!そんなことするかよ!だいたい、俺は雪奈のこと別に好きでも何でもないし!ただの幼なじみだし!それに俺、他に好きなやついるし!」


気づいたら、あたしは家に向かって走ってた。
家に帰ったら、ランドセルを学校に置いてきてしまったことを、お母さんに叱られていた時・・・




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