ラ イ ア  ー 《 嘘 》
No.01  ≠.ハジマリ







窓の外では、雨が降っていた。


「この花の飾り、この辺でいーかなー?」

「あ、可愛い! それでいいと思うよー」

「おっけー」


放課後の教室で、
私と梨帆はバレーシューズを脱いで、
靴下の状態で棚の上に乗りながら、

紙飾りをテープやガビョウで色々なところに貼りつけていた。


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