ラ イ ア  ー 《 嘘 》








「――よし、みんなー! このゲームがラストな!」


陸がそう大きな声でみんなにそう言うと、
おっけー! という声が飛び交った。


笑顔が溢れる中、私は一人、
もう今日で何度目かわからないため息をついた。


「(本当に、どうしよう…)」


ゲームなんて、
今までやったやつはほとんどうわの空で全然覚えていないし楽しくない。


だって、もう、期限まで今日を合わせて三日しかないのだ。


…もうすぐお楽しみ会終わるみたいだし、家でまた考えなきゃ…




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