ラ イ ア  ー 《 嘘 》


「――うっわぁ!! 高いっ! キレー!!」

「人が豆粒みたいだな!」

「ほんとほんと!」

「観覧車なんて久しぶりだけど、綺麗だな、景色」

「ね!」


梨帆がゴンドラの窓ガラスに手をつけて顔を近づけ「すごーい!!」とはしゃいでいる。


45分間の待ち時間を終え、私達四人は観覧車のゴンドラへと乗り、ガラス越しに見える遊園地を上から一望していた。



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