ラ イ ア  ー 《 嘘 》


窓の方を向いたまま目を瞑った。


――小さい頃から四人、一緒だった私達。

喧嘩した事もあったし、

泣き合ったこともあったし。


でも、その分、

たくさん遊んだし、

笑い合ったこともあった。


この三人との思い出は、本当に数え切れないくらいある。

でも、

それも、今日で、最後。


今日の思い出で、“最後”なんだ。



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