私と晴明と百鬼夜行
第壱章
天才陰陽師
「やっと、ついた。ここが天才陰陽師と呼ばれる安倍晴明がいる都か…」
血まみれの刀を手に私はつぶやいた
「……妖なんて弱い存在を滅するために生まれた陰陽道か」
あざ笑うかのような笑みを浮かべる。
「果たしてその術で私を倒せるかな…?」
フフフと笑っているとベシッと叩かれた。
「い、痛い…!」
「アホなこと言ってねーで早く屋敷に行くぞ」
へ、へい………
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