幼いあの頃恋をした
俺の初恋は
「あーあ…
やはり愛しの桜ちゃんにはもう会えねーのかな…」
俺は粉々に打ち砕かれた幻想を塩水と共に考えていた。
「アンタってバカだよね…」
こんな時にまで俺の心をさらにへし折りに来たのか、貴様。
「――…あの娘のどこが良かったの?」
は?
何だよ、今更…
「……お前には関係ねーだろ。また冷やかしかよ…」
勘弁してくれ。