オレ様な先輩に恋をした!?
でも…
ちゃんと言ってくれないと
わかんないよ…
あたしは超能力者じゃないんだから…
「わかんないですよ…」
「イケナイ子だな」
「へぇ?」
間抜けた返事になる。
どういうこと…?
「こっち向いて」
さっきとは違って
命令口調な先輩。
あたしは俯きながらも先輩の方を
向いた。
そして、
ゆっくり顔を上げる。
目の前にはいつもとは違う
真剣な顔をした先輩がいて…
「……っ」
真剣な顔で見つめられると
俯いてしまいたくなるけど、
なぜか視線を逸らせなかった。