オレ様な先輩に恋をした!?

 真由が帰った後

 
 あたしは一人で先輩を待っていた。

 

 「芽衣歌」


 あたしの名前を呼ぶ声で


 誰かくらい分かっちゃうよ



 「先輩」


 あたしは嬉しすぎて


 先輩の元に走って行った。


 「帰ろ」


 「はい」


 あたし達はまた手を繋いで帰った。


 

 別れる時はキスをしてくれる。



 そんな先輩があたしは大好きです…!



 なんて普段は恥ずかしくて言えないけど…



 家に帰ったあたしは急いで真由に電話した。


 彼氏の家に行ってたら完璧怒られるから…



 『もしもし?』

 
 良かった、まだ彼氏の家じゃないみたい…


 「あのね、あたし明後日誕生日でしょ…それをどうやって先輩に言えば良いかなって悩んでて…」
 

 『そんなの、あたし、明後日誕生日なんですよ~って言えば良いじゃん』


 「簡単に言わないでよ…」


 ホントに困ってるんだから…!
 
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