オレ様な先輩に恋をした!?
先輩と一夜。
心の叫びが先輩に聞こえてるはずもなく…
「先輩……」
「ん?」
「ドキドキさせないでください…!」
あたしは、離れて欲しくて
言ったのに…
「頭の中、オレだけにすればいい」
ドキ――
そーいうことは
禁句ですよ!
あたしの耳を甘噛みする。
「ひゃ…」
後から回った先輩の手で身動きがとれない
だから、
体を軽くひねるのが精一杯の抵抗。
先輩って…
オレ様すぎ…
「ヤバイ…」
「え…?」
独り言のように呟いてあたしから腕を離す。
どうしたんだろう…
あたしは急いで先輩の跡をついていった。
つい先は、先輩の部屋。