オレ様な先輩に恋をした!?

 
 一瞬離れた口から


 無意識にもれた言葉。



 「ん…」



 それに答えてくれる先輩。



 「お前が欲しい」



 そして、あたしを見つめたままそういった。



 キュン――


 
 悩ましげな顔でそんな事言われたら



 あたしの心臓がどうにかなっちゃうよ…



 
 「どうぞ…」


 
 無意識に出ていた言葉が思ったより恥ずかしかった…



 てゆーか


 今日のあたし、無意識に声出しすぎ…!


 自分が自分じゃないみたい…


 先輩への気持ちがここまで大きかったなんて…


 
< 43 / 293 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop