オレ様な先輩に恋をした!?

 ドキッとして、



 あたしは目をギュッと瞑った。



 その瞬間、頬に柔らかい感触がした。



 「え…?」



 あたしはゆっくり先輩を見る。



 「先輩…?」



 「ほら、こっち見た」



 顔を緩ませて笑う先輩が可愛く見えた。



 それと同時に顔に熱を帯びたのがわかった。



  
 「もう、いい?」



 「へ?」



 突然そんなことを聞いてくる。



 なんのこと…?



 「オレの理性がそろそろ持たないんだけど?」




 「……っ」



 胸がキュってなった。



 
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