オレ様な先輩に恋をした!?

 「しーっ…静かにしてよ…恥ずかしい」



 「ごめんごめん…」



 小声で謝りながら、スッと椅子に座る。



 「ホントに…なったんだ」



 「へ?」



 それって、どういう意味…?



 あたしの頭にたくさんの?が浮かぶ。


 「だーかーらー…あたし言ったでしょ?覚悟しとけ…って」



 「あー…」



 そういえば…


 先輩があたしの誕生日を祝ってくれたのって…



 真由が先輩に言ってくれたからだ…



 忘れてたよ…



 「いやぁ…ホントになるとは…」


 
 「冗談だったの?」



 結構、本気そうだったのに…


 
 「半分、冗談。半分、本気って感じ」



 なんだそれ…


 あたしはカクッと肩を落とした。
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