オレ様な先輩に恋をした!?

 「残念だったね」


 はあああ… 仕方ない…


 今日はグレープでも飲もっかな…


 そう思ってお金をいれようとした時



 「これが欲しかったの?」



 「え…?」


 頭上から降ってきた声にバッと顔を上げる。


 
 視線の先にいたのは


 先輩だった。


 しかも、手にはあたしの大好きなオレンジジュースが握られていた。



 「先輩…」



 「これ、欲しい…?」



 「はい…っ」


 

 「じゃあ、あげる」


 
 
 「良いんですか?」


 

 申し訳なく感じるけど、



 それ以上に嬉しかった。



 先輩にも会えたし、オレンジジュースももらえるし…
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