オレ様な先輩に恋をした!?
淡々と担任が紹介をしていくけど、
あたしの頭にはそんな事入ってこなかった。
紹介を終えた頃。
空いてる席を探す担任と目が合った。
ヤバ…
そう思ったときには遅くて…
「そうだなー、席は…おっ川崎の後が空いてるな」
いやああああ…!!
関わりたくなかったのに――…
心の中で叫んでも、時すでに遅し…
軽やかな足取りであたしの横を通り過ぎていく。
トントン…
席につくなりあたしの背中を叩いてくる。
あたしは、いやいやながらも後ろを振り返る。