オレ様な先輩に恋をした!?
中学の時、そんなことがあったなんて他の人は知らない。
だから、余計に心配…。
「で、用件は?」
「ねぇ、彼氏できたの?」
「は?」
いきなり何?
あたしは明らかに顔をしかめた。
「出来たんでしょ?わかってるのよ?」
顎に肘をつけてあたしのことを何でも知ってますって
顔をして見てくる。
「てゆーか…見ちゃったしね…」
「は?なにを?」
何のことを言ってるのか分からなかった。
「わからない?」
首を少し傾けて小ばかにしたみたいに鼻で笑った。
「アンタ…先輩とキス…してたじゃない」
「え…」
その言葉で何を言ってるのかすぐにわかった。