オレ様な先輩に恋をした!?
「だって、芽衣歌…先輩のこと
好きじゃないですよ?」
口元を緩ませて笑いかけてくる。
「だから?」
「だから、アタシにしないですか?」
自分で制服のブラウスのボタンを外す。
なにする気だよコイツ。
「アタシは、先輩が望むこと…なんでも出来ますよ?」
そう言いながら近づいてくる。
オレは、少し後ずさりした。
「キモイから、そーいうことすんの
やめろよ」
その言葉が効いたのか
グッとブラウスを握って唇をかみ締めてる。
その間にオレは廊下に出て
芽衣歌を探し始めた。
どこ行ったんだよ…アイツ…
オレは当てもなく走りつづけた。
2階の廊下を曲がろうとすると
芽衣歌らしき笑い声が聞こえた。