君がいた奇跡
感謝
「お願いします、お願いします!
ハルの最後の誕生日なんです……」
俺は医師に何度も頭を下げた。
「お願いします……」
結衣も一緒に頭を下げてくれた。
「無理に入ると、菌が入ってしまい、死に至る可能性が非常に高いです。
以前、無菌室へ入室した時ほどの体力を春奈さんはもう持っていません」
医師ははっきりと言った。
「どうしても無理でしょうか? 」
何度も何度もしつこく言った。
俺と結衣は何日も何度も医師を説得した。
「わかりました。
無菌室への入室を許可します」
ハルの最後の誕生日なんです……」
俺は医師に何度も頭を下げた。
「お願いします……」
結衣も一緒に頭を下げてくれた。
「無理に入ると、菌が入ってしまい、死に至る可能性が非常に高いです。
以前、無菌室へ入室した時ほどの体力を春奈さんはもう持っていません」
医師ははっきりと言った。
「どうしても無理でしょうか? 」
何度も何度もしつこく言った。
俺と結衣は何日も何度も医師を説得した。
「わかりました。
無菌室への入室を許可します」