君がいた奇跡
午後7時頃。

結衣は明日、重要な用事があるため、
ひと足先に帰った。

お母さんも何故かわからないが、
席を外していた。

今、翔と2人きり。

「誕生日会は楽しかった? 」

翔が私に聞いて来た。

「とっても楽しかったよ」

私は笑顔で答えた。

「私、最高の人生だったよ」

私はゆっくりと語り出した。
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