君がいた奇跡
危篤
次の日、大学は休みのため、家にいた。




プルルルルル



電話が鳴り、受話器を取る。





「翔君! 」



この声は陽子さん。


不吉な予感がした。




「ハルがどうかしましたか?」



鼓動がどんどん速くなっていく。


身体が熱い。











「春奈が危篤なの!!」
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