君がいた奇跡
認めたくなかった。

信じたくなかった。

「どうして?! どうして私なの? 」

怒りと悲しみが交互にこみ上げる。

この残酷な運命によって、私の人生は
180度大きく変わった。

どうして私を選んだの?

どうして私じゃなきゃいけなかったの?

泣き叫ぶ私をお母さんは静めながら
診察室を出た。

「入院手続きをしてからお帰り
ください」

と医師に言われたため、手続きを
して帰った。
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