君がいた奇跡
「翔、隠し事してる?
病院に行かなくなったし、仕草とか
目線とかが不自然だよ」

「……」

結衣に痛い所を突かれ、黙り込む。

「ハルの事で何かあったんでしょ? 」

結衣の問いに何も言わずに頷いた。

「やっぱりそうなんだ。
とりあえず、座って話そう?
ここじゃあ、落ち着かないし」

「うん」

俺と結衣は近くにあったカフェで
話す事にした。
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