君がいた奇跡
晴れやかな気持ちで眠りについた。

とても楽しみだった。


次の日、また吐き気に襲われた。

「うっ」

出るのは、胃液だけ。

食欲がなく、朝食もろくに
食べなかったのだ。

目の前がクラクラする。

氷枕に顔をうずめて我慢した。

「ふぅ……」

火照って、とても暑かった。
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