僕の可愛いシロ [短編]
<△×……? そんなのあったけ(;´・ω・)>
<嘘はいかーん(゚∀゚)>
<R高てのも怪ww>
<うそつき極刑←>
<氏ね氏ね氏ね死ね>

<△×コンクールあるよ!みんな知らないだけ(^ω^;)>
 僕はなおも必死にあがく。しかしあがけばあがく程、嘘だという事実が露見し始める。

 そしてとうとう、何を言ってもシカトされた。
 まるで僕がそこに存在しないかのように……。

 僕は勢いよくボタンを押した。電源が落ち、画面があっという間に真っ暗になる。

 どうして……どうして僕はいつもこうなんだ? 何故みんな僕の存在を否定するんだ?
 僕は頭を抱え込んだ。悔しいのか悲しいのかよくわからない感情が全てを支配し、涙が込み上げる。


 その時いつの間に目を覚ましたのか、シロが僕の足に纏わり付いてきた。 

 僕は、思いきりシロを足で蹴った。


 おまえだって……おまえだって本当は僕を馬鹿にしてるんだろうっ――!?

 蹴られた勢いで小さなシロの体は壁に吹っ飛んだ。
 シロが怯えた目で僕をジッと見る。

 その表情が無性にカンに障る。



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