僕の可愛いシロ [短編]
 家に着いてすぐに、シロの足に刺さったままのボールペンを抜き、血が固まりかけた傷口に絆創膏を貼った。
 シロはされるがままおとなしくしていた。

 日記は明日書けばいい。疲れきっていた僕はそのまま深い眠りについた。シロを抱き締めながら。


 明日、クリームパン買ってきてあげよう。

 そんなことを考えて。



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