眠れぬ夜の秘め事
眠っている蓮也の筋肉質で逞しい腕を起こさぬ様に動かし身体から離して身を自由にさせた
ゆっくりと顔を蓮也に近付け至近距離で見つめながら形のいい唇に触れるだけの口付けを落とした
誰よりも愛しい人の体温を感じながら顔を離し、その逞しい胸板へと右耳を宛がう様に頭を置き目を閉じる
…――トクントクントクン
蓮也の強い鼓動の音が頭に響く
この鼓動を一日一度は聞かなければ安心して眠れない。
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