君のために俺がいる
気のせいじゃないな。

フー

って、その耳に息をかける。

「っ/////////」

さらに顔を赤くして飛び退く香夜。

俺はすぐに部屋に入り、後ろ手にドアを閉める。

「何で!?俺のことなんて、眼中に無いんだろ!?」

ないさっ!無いけど、

「お前は友だからな」

香夜には一番きつい台詞と知りながら、俺は笑いながら言った。
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